<貧血の症状>鬱・パニック障害

鬱・パニック障害

うつやパニック障害は、神経系の病気と思っている人が多いでしょう。
そのような症状で困っている人がいたら、心療内科や精神科に行くことを勧めるはずです。
しかし、貧血の症状としてうつやパニック障害になる人もいるのです。
どうして貧血でうつやパニック障害になってしまうのでしょうか。

 

なぜ貧血でうつになるのか

塞ぎこむ女性

貧血になると、鉄分が不足しているためヘモグロビンが作れません。
そうすると全身の酸素が不足してきますが、その影響を最も大きく受けるのが脳なのです。
脳は通常、ブドウ糖を使ってエネルギーを作っていますが、それができずに機能が低下し精神疾患を作る原因となります。
鉄不足による精神疾患はうつと似ています。
なぜなら、鉄は脳への神経伝達物質の酵素を補うものとしても機能しているからです。
その神経伝達物質は、心を安定させるセロトニン、やる気を作るノルアドレナリン、快楽を司るドーパミンです。
鉄が不足するとこれらが脳にうまく伝わらないので、やる気が出ない、喜びを感じない、感情が不安定といった症状が起こり、心療内科や精神科ではうつ病と診断されることになります。

 

貧血によるパニック障害

苦しむ女性

パニック障害は、突然息が苦しくなって胸がドキドキしたり冷汗が止まらなくなったりといった発作で発症する病気です。
この発作は何回も繰り返され、そのうちに「またパニックの発作になるのではないか」という不安を感じて、患者を苦しめます。
このパニック障害も貧血が原因の場合もあります。貧血になると血が少なくなるので全身の血の巡りが悪くなります。
そうすると、生命維持に必要な器官、つまり脳と心臓に血液を集めようとします。そのため、胸から上に血が多くなります。
血が多くなると機能が亢進するため、心臓は働き過ぎてバクバクと動悸を打つようになり、肺も呼吸を早め、パニック障害となるのです。

 

貧血を治せば解決

これらの精神的疾患に思えるものも、鉄分を補給すれば解消した、という事例がたくさん報告されています。
しかし、精神科や心療内科ではあまり貧血という診断はしてくれないでしょう。うつやパニック障害になったら、鉄分不足も可能性の一つとして考えてみましょう。